看護師が10年同じ病院で働く確率は相当低いと言われています。それだけにどこも離職率が高く、長く続けている看護師さんは少ないという事になっています。病院を辞める理由はいろいろあると思います。
もちろん、結婚や出産、引越しなど色々な理由があるとおもいますが、引越しは仕方ないとしても結婚や出産しても働ける職場はいくらでもあります。辞めるのにはそれ以外の理由もあるのかもしれません。
特に職場環境が悪いという理由で辞めていく人が多いのならあなたにとっても大問題のはずです。
同じ理由であなたはこれから苦労する可能性がありますし、それを理由に辞めてしまう可能性もあるからです。残念ながらそうなる病院は少なくありません。
離職率の低い病院とは
辞めていく人が少ない病院、つまり離職率の低い病院はあなたが働きやすい可能性が高い病院という事になります。
ただし、離職率が低いという事は欠員が出にくいという事です。それだけに、看護として働く場所は人材不足の看護師ならたくさんあるけど、良い環境の職場はそうは無いという事なのです。
残念な事に良い職場環境かどうかは求人広告を見ただけでは分かりません。ですからあなたが転職を希望していたとしても、そこが本当に良い職場なのか分かりません。
適当に選んだ場合には離職率の高い職場を選んでしまう可能性も高いのです。
内部に精通した友人の紹介や看護師専門の転職支援サービスなどから申し込みをしなければ全くの運任せで転職してしまう事になるのです。
失敗の許されない転職
先ほども言ったように良い環境で働ける割合は決して高くありません。もしかしたらそんな職場なら人手不足な看護師といえども希望者が競合するかもしれません。
そんな時にあなたの履歴書には転職を繰り返す経歴、相手は長期間働いていた実績があった場合、落とされる可能性も少なくありません。
離職してしまう可能性のある病院は1回でも減らしておくほうが良いのです。看護師だからどこでも働けると安易に考えない方が良いです。
確かに働ける場所はたくさんあるのは事実ですが、それはあなたが全く選ばなければの話です。
履歴書を汚す可能性のある安易な転職は絶対に避けるべきです。間違いない転職をするためにも内情をよく理解してから申し込みをするべきです。
内情を前もって知るためには知人のつて、転職支援サービスを利用するしかありません!
離職率が低いという事は・・・
働いている人が条件も良く、働き甲斐を見つけて勤務している病院。そんな病院なら簡単に辞めることなどありません。
結婚やどうしても仕方なくといった、辞めたくないけど辞めざる得なかったという場合に退職することはあるかもしれませんが、キツイ、条件が悪い等と言った安易な理由で退職することはあまり考えられません。
しかし、それは裏を返せば欠員がでないという事です。欠員が出なければ急いで求人広告を出すこともあまりない為、そういった理想的な職場が求人広告を頻繁に出しているとは常識的に考えても考えにくいです。
つまり多くの求人情報は何らかの理由(条件が悪いなど)で辞めた人がいるから募集している。
または、離職率が高く万年、人員不足といった働くのに問題がある病院であることがほとんどという事になります。
入ってから、ああ、前辞めた理由はこれだったのかと後悔しても遅いのです。しかしそれを応募段階で知るのは至難の業です。
とても一人で求人情報を眺めていても分かるものではありません。看護師の就職探し、天職探しは専門サイトを利用して探さなければならない理由はそこなのかもしれません。