私が看護師の仕事を始めてまだ、数か月だった時に出会った看護師さんの話なのですが、私は小さい頃から看護師という仕事に憧れてたくさん勉強してきて、実際に現場でもバリバリ出来るという自負があったのです。
しかし、いざ現場に立ってみると学校で勉強した事はあんまり役に立たないと言う事が分かりとても落ち込みました。
正確に言うと役に立たないと言うよりもレベル不足。座学だけじゃ全然足りないと言う事です。
そんな落ち込んでいる時にその職場で一番長く看護師をやられているAさんが落ち込んでいる私を見て、落ち込んでいても技術はあがらない。
そんな暇があったら、私が色々と教えてあげるから来なさい。と言われ別室で色々と現場で使える技術について教えて頂きました。
振り返ってみても役立った
今、思うとそのAさんの教えてくれた事が本当に為になっているなと痛感しています。
そのAさんがやってくれた事が私のなかでとても大きな経験となった事もあり、私にも後輩が出来た時には同じように現場で使えるテクニックを教えてあげました。
どんなに学校で勉強してきても現場で壁にぶつかるのは誰にだってある事です。相手はペーパーテストでは無く、実際に意思を持った患者さんが相手だからです。
その予測できない相手に対してどれだけ学校で学んだことや実際の現場で学んだことを行えるかがいい看護師と悪い看護師を分けるポイントなのかなと私は考えています。
今は現場を退いてしまいましたが、この先もしも復帰する事があるなら前者の看護師で入れるように頑張りたいです。